いつぞや、育児は「諦め」も必要です。と本で読んだことがある。
男の子の育て方?みたいな感じの本だった。
脳の作りが違うことや、動体視力が発達しているとか男の子は男の子なりの性別の違いがあると書いてあった。
私は第一子が女の子だったのもあって、女の子の次に男子で、ちょっと色々悩んだ。
その本には諦めるのです。みたいなことが書いてあって、「諦め?」
って拍子抜けしたのを覚えてる。諦めるって簡単じゃないの。私みたいにきっちりバッチリやってしまう人にとっては簡単じゃない。
でもその意味って5人目でやっとわかった気がする。自分の為に「諦める。」のだって。
だって何もきっちりしたい私と、もう秩序も順序もヘッタクりもない子どもたちと同じ家で24時間一緒にいるわけで自分が先にパンクしちゃうんよ。
まず、きっちり時間通りにするのを諦める。
きっちりご飯を作るのを諦める。
毎日洗濯を畳むのを諦める。
でも、後から大変になるでしょ?と思うでしょ。大変なのは後も先も変わらないから大丈夫ってのにも、気付く。そうなの全て大変だからその時、その時間、その瞬間をだけ諦めるの。自分のその瞬間だけ「もういいや。」をする。それでその時楽ならそれでいい。
あとのことは後に考える。
自分を守る為の「諦め」だった。
あぁ、あの時そう書いてくれればいいのにって。思った。そう教えてよ。って。
自分の為だよ。って。
だから、みんな一緒に諦めよう!
牛乳が飲みたいって言いまくる日には、無くなるまで飲ませて、折紙をもったいない使い方してても、それは子どもには意味があるのだから、私は諦めて、はいどうぞ。とする。
でも、大事なところは諦めない。
他人を傷つけるようなこと。ご飯を粗末にすること。物を大事にしないこと。命を大事にしないこと。それは言いまくる。諦めずに教える。絶対にダメと。
芯をしっかり。
それでこそ育児を乗り越える秘訣だと思う。